口を手で押さえつけられていた。もがもが。

手足をじたばたさせると
その人は手を離す。

「はぁ…はぁ……はぁ。あっあなたは何なんですか!?」


後ろを振り向く。
知らない男子だった。



「っ…!誰ですか!?」


「俺は未島の隣のクラスの赤橋達哉だ。知らないのか?」


「当たり前でしょう!!」


「そう多きな声出すなって。まあ知らないのは当たり前だがな。クラス一緒じゃないし。」