私は啓太の病室に向かった。 ガラ… 重い足取りで病室に入る。 「啓太…」 パチッ 啓太がうっすらと目を開けた。 ピッ…ピッ…ピッ…ピッ 「さ…さや…か。ごめん。さっきも……言ったかもしれない…けど」 「啓太…喋らないで死んじゃう…」 「俺はもう…死ぬん…だよ。俺の体だか…ら分かる…。死ぬ…って事。」 ピッピッピッピッ… 涙が沢山出ていた。 啓太…死んじゃいやだよ… 私を置いていかないで