梅雨も明け、暑さがピークの夏休み前。 放課後、大和が友里をたずねてきた。 「友里、話したいことがあるんだけど…。」 「先輩!いいですよ~♪」 友里と大和はすっかり打ち解けあっていた。 学校近くの喫茶店に入った2人。 「俺さ、友里に過去の話聞いてほしくて…。」 「大和先輩の…、過去。」 大和はゆっくり話し出した。