友里は、自分の過去の事を話した。


話し終わった後、友里が呟いた。

「先輩は、どこか似ています…。」


大和が不思議そうな顔で友里を見る。



「友里!!」

誰かが友里を呼んだ。



「お兄ちゃん。」

友里が静かに返事をした。



「俺が…、守るっていったのに…。
そばにいてやるっていったのに…。

俺は…、俺は…。」


友輝は友里のまえで崩れ落ちた。



「お兄ちゃん…。
学校だったんだから仕方ないよ…。

あたしは、頼れる先輩がついててくれたから大丈夫。」



友輝は運転用に掛けていたであろうサングラスをとり、友里の隣を見た。


2人とも、驚きが隠しきれなかった。



「と、友輝さん??」

「や、大和か…??」


友里は困惑顔で2人をみていた。