「ゆ、ぅゃ///」

友里の顔が一瞬で赤くなる。


「ん?おはよ☆
何見てたの???」



優哉がバルコニーの下をのぞく。


「…ひまわりの花壇?
友里、葉っぱをみてたの?」



「…え?!ちがっ!」

「……満開のひまわりってきれいだよね。
僕は早く夏になってほしい。」



友里の顔がほころぶ。

「うん///」




―コツコツコツ―

ローファーを大きく鳴らしながら歩く足音が近づいてきて、優哉の前で止まった。




「…お前、純哉の弟か?」