―ピンポーン―
大和は周りを見渡す。
家族全員いそがしそうだったので、溜息をつきながら立ち上がった。
―ガチャ―
「どちらさまですかー」
棒読みで無愛想な大和。
しかし、大和の表情はびっくりしたものに変わる。
「先輩!!
会いに来ちゃいました☆」
「友里…。」
え?なにこの状況…!!
え?えぇ??
家ん中かぞくいるぞ?!
あれ??
急に目の前がまっくらに…。
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―ドサッ―
大和はソファから転げ落ちた。
「夢かよ。」
少しうなだれながら頭をかいた。