そこには、美男子というより美少年と言った方が正しい、無邪気な笑顔の少年が写っていた。
ふわっとしている栗毛。
小顔で小柄そして色白。
顔の割には大きいくっきり二重の目。
すっと通った鼻筋。
白い歯をみせて笑う少年がいた。
「…だれ??」
「あたし達と同じ年の澤村大和よ。」
「え?!」
今に比べれば見た目が子供すぎるが、言われてみれば面影があった。
優哉はプリンスと呼ばれていた意味がわかる気がした。
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