―コツ、コツ、コツ―
友里の足音が大和の方へむかってくる。
(やべぇな。なんだこの状況…。)
ゆっくり、何かを確かめるように近づいてくる友里。
(きまずい…。俺だってばれんのなんかやだな…。どうしよう。)
時間がなかったので大和は、ウィッグを拾い装着し、近くにあった布をはおった。
そして友里の方を向くと目があって、お互いビクッとした。
とくに友里はびっくりした顔をしていた。
「あの…、もしかして…」
(ばれたか?!)
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…