ほんとは嫌だった。
でも友里は笑顔で言葉を返した。


「ううん。
あたしこそごめんね。

同じ学校だし、あたしはまた今度一緒にかえるよ。

て言うか今日委員会なの忘れてた!!

じゃ2人とも、ばいばーい。」



友里は一歩さがり、弱弱しく2人に手を振って、校舎の方へ走った。



途中で優哉が呼びとめた気がしたから、少し見てみたら2人はいなかった。





友里の目には涙があふれてきた。



泣き顔をだれかに見られることを心配して、一番近くにあった準備室にはいった。



そして、扉をしめて声を押し殺して泣いた。