「こうやって一緒に帰るのは低学年ぶりだね。」


一緒に歩きながら優しく問いかける優哉。


「うん。優哉、部活はいったもんね。」



優哉の穏やかな雰囲気で、友里も落ち着き出した。







あのときまでは…。





それは優哉と友里が校門をまたぐかまたがないかの時だった…。




「優哉くん!!」

他中の制服を着た一人の女の子が優哉に声をかけた。