「悩みとかありそうなんだよね…。」
「え?……あぁ!
優哉のはなしか。
主語つけてよね~(笑)」
友里は、優哉をみつめながら話し始めた。
「…ねぇ、えり。
あたしね、優哉の事ほんきで好きなの。
優哉は、頭良くて、スポーツ万能で、顔もかっこいいよ…。
だけどね、あたしの好きなところはそこじゃない。
誰にでも変わらず優しくて、だから友だちからも信頼されて…。
名前がそのまま優哉の性格だよね。
ぴったりだよ。
世界一、似合ってる。
優哉の笑顔も好きだな…。
普段の笑顔より、動物とか植物とかにみせる笑顔が好きなんだ。
すっごく優しく笑うんだ…。
あたしは優哉に、笑っててほしい。
あ!ごめんね!
長々と語っちゃった…;」
友里はえりに向かって顔を赤くしながらあやまった。
「……フフッ」