「ねぇ、どこの高校!?」

着いてくんなよ!
……うっざ!

「私高校生じゃないし。」

「え!?大学生っすか?」


私……そんな老けてるか?


「じゃあ、それでいいん
じゃない?」

「なんすか、それー!」

私は無視しながらドリンクと
おにぎりを買った。

「ねぇ、明太子より焼たらこ
の方がよくないっすか?」

「は!?明太子でしょ!」


……あ。


「やっぱ、可愛いっすね。」

………なにコイツ!

「あ、私まだ高校入学前
なんだけど。」

私がコンビニを出るときに
彼に言うと彼はびっくりした。


「え〜!え!俺と同い年!?」

「は?あんた高校生じゃ
ないの?」

「え、違うよ!」

あぁ、だから私服なんだ。

「まぁ、じゃあね。」

私はそのまま家に帰った。

ずっと彼は私に手を振って
きていた。私は最後だけ
振り返した。