“コンコン”

話し終わると同時に部屋の扉が叩かれる。

「入れ。」

ダルジェが喋るとゆっくりと扉が開いた。
そこには綺麗な銀の髪の髪の毛を腰まで伸ばした白く美しい女性が立っていた。

「失礼します。ダルジェ様先ほど助けられた女性は目覚められましたか?」

「ああ。」

「あ、あの・・・」

おずおずと話しかける月華。

「どうした?」

「そちらの扉に立っている綺麗な女性は誰?」

そう私がダルジェに訪ねると彼女は驚いたように私を見つめた。