☆*☆



『爽佳〜っ!
ちゃんと宿題やってから寝なさいよ〜』



ほ〜いっ!



私はお風呂から出たばっかり


髪は まだ 濡れている。



ぱちんっ




ヒマだからケータイを開いてみた。



ん〜??


何もなし!



てか…!

ロッカさんが言ってた…


私と圭吾にある深い溝って…

なに??



私…圭吾に嫌われてんのかな



嫌われてんのかな!?



ジワ…


なんか目の辺りが熱くなってきた



やっやだっ!


私っ…なんで泣いてんのっ!?



意味わかんない…


涙なんか…なんで??



“イベントの起こる合図は“涙”です”



涙…


イベント…開始??



でも こんな しょぼい涙じゃないかな…??



もっと…大泣き…みたいな。



圭吾っ…!!


圭吾と私の溝っ!!


もしかして…


圭吾が私のコトが嫌いで…

それを言われて…大泣き…みたいな??


…メールしてみよう。



私はいそいでケータイを開きメールを打った。