キィ…



3番の部屋のドアを開ける。



『んっ!!
いらっしゃいっ』




…………え??




見ると さっき とは別物。


って雰囲気がただよってくる。



ロッカさんの部屋とは違って


色は2色!



黒とピンク!



この色の組み合わせ…



けっこう好きかも!



そして内装は



ロッカさんの部屋は


水晶玉がメイン!

って感じで他は特に何もない

殺風景な部屋だったのに…


ココナさんの部屋は


本棚があったり


キャンドルが各所に設置かれてたり


音楽が流れてたり


と かなり 明るい雰囲気。


た…対象的…(汗)



おまけにココナさんは


呑気に本棚から本を取り出している。



どんな本…読んでるんだろ??




『ん??
これはね〜


“ライバルの潰し方”
っていう本っ』



なんちゅ〜本読んでるんだっ〜!



しかも 占い関係ねぇ〜っ!




『では うらない ましょ〜ねっ

誰から誰から??』




ん??


次は男子だよね。



じゃあ…圭吾??



『ココナっ!
こいつ!こいつよろしくっ!』



遼が圭吾を前に出す。



『あっ!
遼じゃ〜ん!
また来たんだ??
毎度毎度ごくろうさん!』


おっ…遼ほどの常連さんだと名前覚えられるんだ!



『私だって…ロッカのところ通いつめてるのに…』



美鈴が悔しそうに唇を噛んでいる。



ぴくっ



美鈴がロッカと言った瞬間


ココナが異常に反応した。



『ロッカ…??
あぁ…あの2位のヤツか。

あいつ はバカだから
かなり 通いつめないと
名前は覚えないよ
その点〜私は〜
すぐに名前覚えるからっ』



ほぇ〜


やっぱり お互いにライバル視してるんだ!