紫の世界が広がる。



そして

机に置いてある水晶玉が 異様な光をはなつ。




なんだか…落ち着く。




『いらっしゃいませっ!

当店一番人気のロッカですっ!


ココナになんか負けませんよっ!』




声がした方を見る



すると 水晶玉の置いてある机のところの後ろに

イスを出して座っている人がいた。



あれ…??


さっき人なんかいた??




『不思議でしょう??』



た…確かに…。



美鈴がこの人を推しているのもわかる…




『ふふ…
私はココナなどには負けませんので!』




なんか…ずいぶんとココナさんをライバル意識していますねぇ…?




『では うらない ましょう』



おっ…!



『じゃあっ!
爽佳!
うらなってもらいなよっ』


まぁ…そのために来たんだし?


私 はロッカさんの正面にすわった。



私 の 前には異様な光をはなつ水晶玉。



そして その奥にはロッカさん。



今まで暗かったから

見えなかったケド…


水晶玉の光でロッカさんの顔が見える。



すごっ…ちょ〜きれいっ!


銀色の髪にきれいな色の瞳…

外人さんかな??


でも 日本人の面影あるしなぁ…



ハーフ??



肌も白い…



『ではうらないましょう。
名前は爽佳さん…でよろしいですね?』



えっ…



「はっ…はいっ!」



うわぁ…緊張してきた…。