それは、15歳の夏のものすごく天気がいい日だった。



「いってきまーす!」


「……いってらっしゃい。帰りは何時くらい?」


「16時くらいかな。」


「……早いのね。気をつけて。」

と同時に閉められる玄関の鍵。


だけど、こんな生活にも慣れたくないけど慣れて、3年が経つ。