その後は私達は抱き合ったまま眠ってしまった。
本当に幸せなんだと思った。
陸斗君に想われてるって
実感して。
これからもっと、陸斗君に近付きたいなぁって思う。
こんな二人でずっといたいと思う。
何があっても。
「うぅ…」
ドキドキしまくりな旅行を終え、あっという間に年が明けて…
今年もやってきた。
バレンタインデー。
「うぅ…陸斗君…」
「美鈴、彼女なのにまだへこむのか…」
「だ、だって…」
今年も陸斗君人気はすごい。
「美鈴という彼女がいても人気は絶大かぁ。」
彼女は私だけど、可愛い子からお菓子を貰ってる陸斗君を見るのは当然辛いものがある。
ヤキモチ妬きだなぁ…私。
それに
「高山君にチョコあげちゃった!」
「彼女いるよ?」
「桜沢さん?宮瀬先輩なら諦めつくけど、桜沢さんなら…」
ううっ…