すっごく楽しみ。


「じゃあ、また明日。」


「あ、うん!今日は…ありがとう。」


「いえいえ。」


陸斗君はそう言うと、男子寮に向かった。



積極的に…か。


どうしたら良いのかな。



普通に話すだけで
かなりドキドキなのに。



けど


前に進む事も考えなきゃなのかな…。



このままじゃ辛いまま。


私…








――翌日。


「もうすぐ、高山の誕生日だよね?美鈴、何か用意した?」


「あ、今日…見に行くの!」


朝から私は理世ちゃんと語る。


「今年は…もうちょっと気合い入れる!」


「へぇ…」


積極的に…っていうのか分からないけど…


「お菓子も添えて渡すんだ!迷惑…じゃないかな?」


「何作るの?」


「か、カップケーキ!大きいケーキは図々しい感じするし…」


「そっか。きっと、高山喜ぶよ。」


「喜んでもらいたいな…」