きっと

気にしない。


分かってるのにな。



胸が切なく痛む。


どうしたら良いのか
分からない。



気持ちを伝える事も、
諦める事もできなくて。


ずっと

陸斗君しか見れなくて。



分からなくなってきた。







――放課後。


「美鈴、今日も補習ー?」


「うん!理世ちゃんも来る?」


「あたしは良いや!用事あるし。」


「そっか。じゃあ、またね。」


「また明日!」


私は理世ちゃんと別れると、多目的室へ向かった。







「はい、どうぞ。」


「わあ!」


多目的室に着くと、神谷先生は机に紅茶とマフィンを並べた。



「ちょっとしたお茶会してから勉強しましょう。」


「浩太君も来れたら良かったのになぁ…」


「明日もお茶会しましょう。明日は浩太君も来れますし。息抜きは大切です。」


「はい!」