「美鈴ちゃんは分かりました?」


「あ、ここが分からなくて…」


「ここはですね…」



私は神谷先生に勉強を教えてもらう。


分かりやすいなぁ。



「この公式を覚えれば、解きやすくなりますよ。」


「は、はい!」


私は問題を解く。



今回の定期試験は
良い感じかも!









「ありがとうございました!」


寮の門限が近付くと、私達は先生にお礼を言う。


「いえいえ。また明日、頑張りましょう。」


「は、はい!」


明日も頑張るぞ。



だけど


「ごめんね、悠ちゃん!俺、明日はバイトなんだ!あさってなら大丈夫だけど…」


「大丈夫ですよ。浩太君は好調ですし、まだ時間はあります。」


「あ、ありがとう!」


「浩太君、バイト始めたんだ?」


「うん!親からの小遣いだけじゃやってられないからさ。」


「そっかぁ…」


バイトかぁ。