私の考えすぎかな。


「あ、陸斗君!イルカショーあるって!行こう!」


「ああ。」





私達はイルカのショーへ。


…わ…


「す、すごい!」


イルカの演技を見て、私は感動する。


「あんなに高く飛べるんだね!」


「ああ。俺、イルカショー初めて見た。すげぇな。」


「そうなんだ!すっごく楽しいよね。」


「ああ。」


久しぶりの水族館、
すっごく楽しい。



「ヒトデって変な感触だな。」


陸斗君はふれあいコーナーに行くと、言う。


「こ、怖いよ!」


「桜沢、びびりすぎ。大丈夫だって。」


「だ、だって勇気が…」


「ほら。」


陸斗君は強引に私の手の上にヒトデを置く。


「…わ…」


「な?怖くないだろ?」


「う、うん!」


私が言うと、陸斗君は笑う。