「偉いですね。放課後もお手伝いですか?」


「は、はい!働くの好きなので!」


「やはり、美鈴ちゃんは変わった人ですね。」


「へ?」


「仕事、手伝いましょうか?」


「あ、大丈夫です!ここのお掃除して終わりなので。」


「分かりました。」




よし。


仕事が終わると、私は椅子に座る。



「お疲れ様です。良い子な美鈴ちゃんにはこれをあげましょう。」


神谷先生は私にマドレーヌを渡す。


「マドレーヌだ!」


「他の生徒さんには内緒にしてくださいね?」


「はい!ありがとうございます。」


私はマドレーヌを食べる。


「美味しい!」


「それは良かったです。」


神谷先生は私の頭を撫で、言う。


「せ、先生?」


「あ、ごめんなさいです。美鈴ちゃんって僕の妹みたいだからつい…」


「神谷先生の妹さん…」