すると


浩太君は陸斗君に何か耳打ちする。



そのとたん、陸斗君の表情が変わる。


何だろ?


「美鈴ちゃーん!俺の活躍見ててね!」


浩太君は私に笑って手を振る。


うっ…女子の視線が…。



すると


陸斗君と目が合う。


――ドキッ。


すると


先生が来る。


…あ…


笛が鳴ると二人は走り出す。



二人ともすごい速い!



接戦!


「カッコイイ!」


「きゃああ!」


女子達が騒ぐ。


すると


「頑張って、高山君!」


天宮さんが陸斗君に言う。


…あ…


だけど


陸斗君は浩太君に少し遅れをとり始める。


わ、私も…


「が、頑張って!陸斗君!」


私は陸斗君を応援する。


すると

陸斗君は浩太君に追いつく。