「ご、ごめんなさい!」


「わ、悪かった。」


二人は言い合いをやめる。



すると


「高山君!」


…あ…


天宮さんが陸斗君の腕を掴む。


「ああ、悪い。何だ?」


「話があるの。学食行きましょう。」


「あ、ああ。じゃあ…」


陸斗君は天宮さんと教室を出た。



「何、あれ!嫌な感じ。」


理世ちゃんが言う。


「そうかな?」


「美鈴の弁当、バカにしてたし。」


「え?そんな事ないよ?可愛いって褒めてくれたし。」


「美鈴ってどんだけピュア?」


「へ?」


「まあ、心配する必要ないかな。あたしが見る限り…」


「理世ちゃん?」





どうしたんだろ?


にしても、

天宮さんの話って
かなり気になる


だめだぁ…



もやもやしちゃうよ。


気にしちゃだめなのに。