「へぇ!」


「欲しいおかずあったら言ってね?」

「うん!」

すると


「ふふ、可愛いわね。」


…あ…


天宮さんが来て、私に言う。


「あ、ありがとうございます!」


天宮さん…。



「お子様ランチねぇ?」


天宮さんは笑う。



「あ、良かったらどうですか?」


私は天宮さんに聞く。



すると


「ごめんなさい、遠慮しとくわ。あたし…学食行かないと。」


「そ、そうですか。」


すると


「お、今日の桜沢の弁当…すげぇな。」


…あ…


「陸斗君…」


「へぇ、何かお洒落だな。」


「よ、良かったら好きなおかずどうぞ。」


「お、マジ?サンキューな。あ、ハンバーグあるか?」


「うん!あるよ!」


「俺、ハンバーグ好きなんだ。」


陸斗君が言う。


「ちょっと高山君?」


天宮さんが陸斗君に声をかける。