や、やばいって。
陸斗君の顔、上手く見れない…。
顔が熱い…。
――休み時間。
「高山君!」
「何だ?」
…あ…
陸斗君は天宮さんの元へ。
天宮さんと陸斗君、仲良くなったんだ…。
き、気にしすぎだよ!
けど
陸斗君と天宮さんはお似合いで…
二人とも大手グループの後継者。
婚約の話は本当かもしれない。
陸斗君はどう思ってるのかな。
天宮さんの事…。
「まーた、美鈴ちゃんは気にしてる。」
浩太君が来て、私に言う。
「へ?」
「陸斗と天宮さん、気合うみたいだからね。家もお互いすごいし。お似合いなんじゃないかな。天宮さん、可愛くて感じ良いから陸斗だって…」
「浩太君…」
「そんな顔しないの。俺だって…美鈴ちゃんにこんな意地悪言いたくない。けどさ、俺は美鈴ちゃんが傷つくのも嫌だけど…陸斗と上手く行くのも嫌だから。」