だけど
天宮さんも同じ班…。
複雑な気持ちになる。
陸斗君と同じ班なのは
嬉しいのに…。
だめだなぁ、私は。
「うぅ…何で陸斗が美鈴ちゃんと!」
休み時間になると、浩太君が陸斗君に言う。
「先生が決めたんだから仕方ないだろ?」
「代われ、陸斗!」
「嫌だ。」
「うぅ…」
こ、浩太君…
すると
「高山君!」
…あ…
あ、天宮さん…。
天宮さんが陸斗君の元へ。
「同じ班だね。よろしくね!高山君が同じ班で安心だわ。」
天宮さんは笑って言う。
「ああ。よろしくな。」
陸斗君は笑って言う。
――ズキン。
だめだ、また…
気にしちゃだめだよ、私。
――2時限目。
「うーん…」
やっぱり、数学難しいな。