だけど


「フレンドリーな方ですね。確か、君は…」


先生は笑って言う。


「都倉浩太!よろしくね、悠ちゃん!」


浩太君は先生と握手をする。


「よろしくお願いしますね。浩太君。」


先生は笑って浩太君に言う。


「悠ちゃん、俺…全然勉強分からないよー。」


「分からなかったら、遠慮なく、どんどん聞いてくださいね。」


先生が言う。


「悠ちゃん、良い先生だ!前の先生は俺の事、かなりバカにしたんだよ?」


「お前がちゃんと勉強してないからだろ。俺は浩太にはとことん厳しい教育が必要だと思うけど?」


陸斗君が言う。


「陸斗ーっ!」


り、陸斗君…


「確か君は学年トップの高山陸斗君…でしたっけ?」


先生が陸斗君に聞く。


「はい。」


「よろしくお願いしますね、陸斗君。」


先生は爽やかに笑って陸斗君に言う。


「はぁ…よろしくお願いします、神谷先生。」