その時も


陸斗君が好きなのかな。



分からないけど…


だけど、きっとずっと
陸斗君は特別な人。



それは変わらないと思うんだ。



私は陸斗君と話しながら並んで歩いて帰る。


陸斗君とずっとこんな感じで良いんだ。



側にいられるだけで、
私は嬉しいんだ。





――3月14日。


…わっ…


「浩太君、ありがとう!」


私は浩太君からうさぎのチョコレートを貰う。



「可愛くて食べるのもったいないよー。」


「美鈴ちゃんが喜んでくれて嬉しいな。」


あっという間にホワイトデーだ。



早いなぁ。


「…桜沢。」


…あ…


陸斗君!


陸斗君が来た。


「これ、やるよ。」


陸斗君が私に可愛らしい箱を渡す。


「わっ…陸斗君もありがとう!」


すごく嬉しいなぁ。