それでも、キミが好きなんだ



――翌日。


今日も働いたなぁ。


体調も安定してる。

この調子で頑張ろうっ!


私は学校の手伝いが終わると教室へ。



「高山、おはよう!」


…あ…


「おぅ。」


陸斗君だ。


ちゃ、ちゃんと挨拶しなきゃ。


「よぉ、桜沢。」


「お、おはようございます!陸斗君。」


…はっ…


「なぜ敬語?」


わ、私ってば!


「陸斗ーっ!」


「おぅ。」


陸斗君は友達の元へ。


何でかな。

もう怖くないはずなのに。


陸斗君の側にいると何だかひどく緊張する。



隣の席ってだけで、意識してしまう。


「美鈴、おはよう!」


…あ…


「り、理世ちゃん!おはよう!」


この気持ちは何なんだろう。





「きゃああ!」


…わ…


――体育の時間。


女子みんなが陸斗君を見て騒いでる。