「…あぁぁぁっ!!!」
時計をみるともう8時。学校に間に合うか分からない時間。今日は転入生が来ると聞いてワクワクして眠れず寝坊してしまった。
「いってきますっ!」
マンガの1シーンのように髪ボサボサでパンをくわえて登校。それが習慣だったりするのだ。全速力で走るあたしは山岡唯。高校2年生の女子。
ギャル系というわけでもなく、ダサ系というわけでもない。メイクはするけどハデではない。ルックスも中の上という言葉がよく似合う普通の子だ。ずっと夢中で走っていたから気付かなかったが、いつの間にか学校の前。校門がどんどんしまってゆく。
「ま、まってくださ…」
言っている途中、猛スピードであたしを抜いて校門の中に入る一人の男子。とても目立っている。なぜなら金髪だから。
『そこの女生徒!早く入りなさい!!』
いつのまにかその男子はいなくなっていた。金髪の人をみるのは初めて。うちの学校にはいないだろう。
キーンコーンカーンコーン…
「ま、間に合った…!」
『唯!早く早く!』
あたしをよんだのは親友の村田愛。愛の隣の川村瑞樹も手招きしている。先生に怒られない様に小声で話す。
「(どうしたの?)」
『(例の転入生、なんと男子なんだって!)』
瑞樹はあまり乗り気じゃないが、愛は楽しみでたまらない!というのがにじみ出ている。
『はい、HRの前に噂の転入生に来てもらいましょう!』
そういって拍手を促すのは担任の沢村雪那(通称ゆっきー)23才独身彼氏なし。学校で一番人気のある先生だ。
ガラッ
ドアが開く。入ってきたのは…朝の金髪の男だった…。
時計をみるともう8時。学校に間に合うか分からない時間。今日は転入生が来ると聞いてワクワクして眠れず寝坊してしまった。
「いってきますっ!」
マンガの1シーンのように髪ボサボサでパンをくわえて登校。それが習慣だったりするのだ。全速力で走るあたしは山岡唯。高校2年生の女子。
ギャル系というわけでもなく、ダサ系というわけでもない。メイクはするけどハデではない。ルックスも中の上という言葉がよく似合う普通の子だ。ずっと夢中で走っていたから気付かなかったが、いつの間にか学校の前。校門がどんどんしまってゆく。
「ま、まってくださ…」
言っている途中、猛スピードであたしを抜いて校門の中に入る一人の男子。とても目立っている。なぜなら金髪だから。
『そこの女生徒!早く入りなさい!!』
いつのまにかその男子はいなくなっていた。金髪の人をみるのは初めて。うちの学校にはいないだろう。
キーンコーンカーンコーン…
「ま、間に合った…!」
『唯!早く早く!』
あたしをよんだのは親友の村田愛。愛の隣の川村瑞樹も手招きしている。先生に怒られない様に小声で話す。
「(どうしたの?)」
『(例の転入生、なんと男子なんだって!)』
瑞樹はあまり乗り気じゃないが、愛は楽しみでたまらない!というのがにじみ出ている。
『はい、HRの前に噂の転入生に来てもらいましょう!』
そういって拍手を促すのは担任の沢村雪那(通称ゆっきー)23才独身彼氏なし。学校で一番人気のある先生だ。
ガラッ
ドアが開く。入ってきたのは…朝の金髪の男だった…。