「どうしたんだろ…あ、てゆうかさ、お姉ちゃんっ。今の人達だよね? おうちに連れてきてる人」
「あーうん、そう、ね」
今の人達は危ない人達じゃないんだよね?
…じゃあやっぱり、今帰らせたのは…私に何か隠してるってこと?
「………陽?」
「………」
「…おーい、陽ちゃーん」
「え、?」
「ショッピングの続き、行こうか」
さっきの慌てた表情はもうなくて、太陽見たいにやさしい笑顔が私に向けられた。
きっと、悪いことじゃ、ないんだよね…。
「うんっ」
せっかくの楽しいショッピングなのに、と私は悪い考えを捨てて、木製のイスから立ち上がった。
気のせい。
きっと、ちゃんと話さしてもらえるよね。