「じゃ、みんな自己紹介しようか。そのために集めたんだー」


それだけかいっ!


「じゃ、僕からねぇ!」


あ、するんですか・・・。


「僕の名前は、栗原千晴。ちはるってよんでねっ!

 
 年は17歳、2ーD。凛ちゃんのこと好きになっちゃった!」


目がパッチリ二重でブラウンの髪の男の子が言った。


とっても可愛らしい子で、美少年という言葉がピッタリ合う。


「よ、よろしく」


「じゃ、次俺!俺は谷口圭人、けいとでいい。
 
 
 俺も17、2-F。よろしく」


金髪に近い明るい茶色の髪をした男の子、両耳にはピアス。


不良っぽいけど、キラキラした顔をしてる子。


「よろしく」


出された手を握り返して、にっこり笑ってみた。


「\\\\\っ!」


でも、なぜかすぐに手を離された。


真っ赤な顔して、どうしたのかな?


「俺、鈴木瑠維。2-D。」


今まで、黙ってた子が口を開いた。


す、すずき、るい・・・。


キラキラしすぎてる。


背が高くて、顔はちっちゃくて。


明るめの茶色い髪は無造作にセットされてる。


目は切れ長で、唇も鼻も整っている。


そして、なにより。


・・あの人に、目がそっくりだ・・・。