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―美月―

『ん-。美月ぢゃん。めっずらしぃ-』
と言いながらメールを開く。



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FOM:美月
TO:雅
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オッス
雅ど-せ今暇だろ?
外出てこいよ。

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『暇だけどさ…』

と呟きながら雅は玄関を開けた。

『お。来たな。雅ッ。やっぱりお前はいつでも暇だな(笑)』

『うるさいっ!!しょ-がないじゃん。彼氏居ないし友達なんていないしッッ』

『そ-だよ。お前はもっと愛想よく笑顔でキュートにしてれば男女問わずモテモテだぞ?ハハハ』

『笑い事じゃないしッ!!い-もん。帰るっ!!』

『あ-待った待った!!まだ用事済んでない』

『用事?用事なんでもともとあったの?』

『そりゃあるからわざわざこんな時間なってもお前に会いに来んだよ』

『……ふ―ん…。』

『ちょっと行こっ』
と言ってあたしの手を引いた。

『へぇ?!ぃゃ...ちょっと?!』
何回かこうやって美月と会う事はあった。でもこんな風に無理矢理は初めて。