「瑞希今日どうせ暇やろ?せやったら合コンでパーッとしようよ」








その子はそう言って両手を合わせる。






私は合コンが好きではないが、今日は確かに騒ぎたい気分だった。









「じゃあ瑞希の頼んだもの、全部おごるからさ」









私はおごるという言葉に反応して、ニヤリと笑った。





それに、上目づかいで頼まれると断れない。









「分かったよ…放課後行くから」





「やった、じゃあ行こうね」








友達は大きなキーホルダーのついた携帯を、胸ポケットから取り出してメールしだした。






たぶんメンツの人たちに連絡しているのだろう。