『ギター、弾けるんですか?』 近寄って聞いてみた。 『高校の頃、路上ライブやってたんだよね。』 見てみたかった。 聞いてみたい。 素直にそう思う。 『そこ座ってていいからな。』 ジュースまで出してくれる。 浩伸くんゎテーブルの向こう側に わたしと向かい合わせになるように座った。 にっこり笑ってくれる。 恥ずかしくなって 目を合わせられないわたし。 思えば、男の人の家にはいるの初めて。