「はい?」

『あ、萌亜?○△マンション着いたんだけどさ、何号室かな?』

「あ、11階の1番右の角だよ!」

『はーい!すぐ行くね♪』



電話の相手は

麗奈ちゃんじゃなくて、

雅ちゃんだった。



すぐに、

家のインターホンが鳴る。

《雅とアヤちんでーす》

「はーい!鍵開けとくね!」


玄関に向かいながら

ふと考える。



あれ?

今居たのって、

雅ちゃんとアヤちんだけ?


あれ?

麗奈ちゃんと山口くんは?



不思議に思いながらも、

雅ちゃんとアヤちんが来るのを待った。