「たっだいまー!」
スキップをしながらリビングに入って来るのは……
「おかえり。どうだった?あっちゃん」
「あのね、あのね!!今日ね告白したの!」
「え?!!!」
「ぶっ!!」
あっちゃんの突然の発言にあたしはもちろん、
さっきまで静かに飲み物を飲んでいたやっくんさえも、
驚きすぎて飲み物を軽く吹き出した。
「ちょ、やだ、お兄ちゃんきたなっ!!」
あっちゃんはそう言って
やっくんが吹き出した飲み物を拭く。
「敦子!それ、本当か?!」
やっくんはあっちゃんに詰め寄りながら聞く。
「え?本当だよ?」
あっちゃんは何食わぬ顔で答える。