まぁ、可愛いから許すけど。




さっきから俺の胸に、

顔をスリスリしている萌亜。





「お前は猫かよ。」

「うふふっ」

「キモい笑い方すんな。」

「うふふふっ」






………なんだコイツ。






スリスリしながらニヤニヤ笑ってる。







気持ちわりぃ……。









「お仕置きが必死みてーだな?」





俺がニヤリと笑って言う。


萌亜は、ガバっと顔を上げて俺を見る。








「お、お仕置き?」

「あぁ。お仕置き。」







萌亜の顎を掴み、

キスしようと顔を近付ける。





あと、ほんの数cmとゆうところで






ガチャ―…





と、ドアが開いた。









そこに居たのは、

KYにもほどがある男。





「何してんだよ!!」

「や、やっくん!?」







お前、本当に空気読めないな。