いつものように、アヤちんと隣の席に座ってボーっとしているあたしと、
ファッション雑誌を読んでいるアヤちん。
そんな時、
ブ―ブ―…
鞄の中に入っているマナーモードに設定しているあたしの携帯が鳴った。
音をたてないように、鞄のファスナーを開けて携帯を開く。
それは、1件のあっちゃんからのメール。
その内容を見て、あたしは目を疑った。
本文
――――――――――
敦子の友達の真奈って
言います！
あの、敦子が大変なん
です！！
お願いです、助けてく
ださい！
敦子が、知らない男達
に連れて行かれて、帰
って来ないんです！
もしかしたら………。
END
――――――――――
メールはそこで終わっていた。
もしかしたら、そのあと言いたいことはなんとなく予想がついていた。
急いで時間を確認すると、あと数分で授業は終わる。
あたしは、この講義で終わる海に連絡を入れて、
さっき着たメールに返信をした。
