あっ…、


あたしは言ってからはっとした。



何言ってんの、あたし?



「は?どうしたんだよ、お前。」

「っ……」



わかんないよ、自分だってさぁ!



なんでそんなこと言ったの?


「黙ってちゃわかんねーよ?」

あたしは小さくコクンと頷く。


「で、どうした?話してみ?」


海は、あたしがいつもと違うのを察したのか優しく話しかける。




でも、なんかイライラしてきて……。



捻った足を軽く地面に叩きつけると、


「っ!!」


痛みが走る。


あたしは思わずしゃがみ込み、捻った足をさする。



はぁ、なにしてんだあたし。


今日から大学生だってゆうのに情けない。



「おい、萌亜?痛めてんのか?」


あたしは何も言わずに、

小さくコクンと頷く。



「アレでか?朝は「萌亜?」


海が何かを言いかけた途端、誰かの声が被さる。




なんか言葉が遮るのって久々かも……


なんて、呑気に考えていたあたしは痛い目に合う。