そんな時、

アヤちんとアヤちんの彼氏さんがこっちに向かって歩いてくる。



アヤちんの彼氏さんと会うのは夏休みにやった海の家でのバイト以来。


プリとか見せて貰ってたんだけどね?




「萌亜〜!」

「アヤちん〜!助けて!」

ニヤニヤしながら歩いてくるアヤちんに助けを求める。




「や・だ♪修一、あたしもアレしたい!」

「いや、ちょっとやだ。」


アヤちんの彼氏さん、

シュウイチ
修一くんが言ったことが正解だよね、うん。




「あ、紹介するね♪あたしの彼氏、修一だよ!」

「福田修一だよ。よろしく!」



修一くんは、あの時よりイケメンくんになっていた。


まぁ、海にはおよばないけど、背が高くて茶色に染まった髪が似合ってる。




「よろしくね!あたしのことはわかるよね?」


あたしがそう言うと、修一くんは小さく頷いた。



「あたしをお姫様抱っこしてるのは彼氏の海だよ!」

「新倉海、海でいいから。よろしく。」

「おお、よろしく!」



海はあたしを降ろすと、

修一くんと先に歩いて行ってしまった。