「「おめでとう〜!」」




あたしと海は、あたしがブーケを投げるために式場の外に移動していた。





あたしがブーケを投げる時になると、階段下にはメラメラと目を燃やす未婚の女の子達が集まっていた。








「いくよ〜!せ〜のっ!」













空高く舞い上がったブーケ。



パシッ―





それを受け止めたのはアヤちんだった。





周りからは盛大な拍手が聞こえる。




ブーケを持ったアヤちんは大学前からの付き合いの彼氏さん、修一くんの元に笑顔で駆け寄った。







次にあたしが結婚式場に来るのは2人の結婚式かな……なんて思いながら――。