「わぁ!!きれぇー!!」




おばさんが連れてきてくれた秘密な場所にはたくさんの蛍がいた。



お尻を光らせて飛び回る蛍達に目を奪われる。




「相変わらずだな」


ははっと笑う海に、あたしの頭には?マーク。




なにが相変わらずだな、なんだろう??



もしかして、蛍が相変わらずとか!?




口をあんぐり開けて海を見ていると、

その視線に気付いたのか海があたしに視線を落とす。




「んっだよ?」


「い、いや…」




あたしの表情がよくなかったのか、海は一気に不機嫌になる。




わぁ――!!


海、怒ったかな??




「あのなぁ……って、萌亜?」


「え?!な、なに?」




不機嫌丸出しだった海は、急に不安そうな表情ななった。




次はなに?!



な、なにかしたかあたし!!