「なんだ、俺で悪かったな」 俺の前の椅子に座ると、 視線をおばさんと萌亜に映す。 「萌亜ちゃんは良い子だな」 「あぁ」 当たり前だろ? 俺の女なんだから。 そんな言葉を呑み込んで――…。 「わぁ、いい匂い!!」 「そうだなー」 夕飯の時間になり、 俺達の他に泊まっているカップルがリビングに集まる。 そんな光景を、萌亜はニコニコしながら見ていた。