何ちゅう誤解してんねん、海さん。





脱がして欲しいなんて思ってませんし!!






「何赤くなってんの?」



「い、いやその」






うん、やっぱり赤くなってるんだね?




あたしのお顔さん。





あぁ、バカだなぁあたし。





やっぱり違う水着買えば良かった…。








今更後悔してもすでに遅し。






自分の世界に入りすぎていたあたしは、ファスナーが下りる音で我に返った。







「へ?う、海!」







いつの間にか海があたしのファスナーを下ろしていて、一番下まで到達してしまった。






それでもって、海は何も言わずに黙ってあたしの水着姿をガン見している。







うわぁぁ…!


恥ずかしい……。





「う、海ぃ…」





恥ずかしくて海に声をかける。




ずっと黙っていた海が言ったのは……






「エロいな」







え、エロいな?!





なんかもっと恥ずかしくなったよ?!




と言うか、エロいななんて言わないでよっ!!