あ、ああ……そうゆうことか。




「分かった」






変な意味で捕らえてしまった自分が恥ずかしい。






恥ずかしすぎる!!






海は早く行きたいらしく、のんびり着ている洋服を脱いでいるあたしを睨みつけるように見る。







な、なんだし!



ゆっくり脱いちゃ悪いか?!





あたしはスカートを綺麗にたたんで、上に着ているパーカーのチャックを掴んで、




あたしの手はピタリと止まった。







「脱がねーの?」




「だ、だって」





おそらく今、あたしの顔は赤いんだろうな。





その理由は着ている水着にある。





アヤちんと買いに行って、アヤちんが選んでくれた水着は……まさかのビキニ。






ビキニはビキニでも、色気ムンムンの黒色。








あたしには合わないよ!と言っても似合うからの一点張りで、アヤちんが勝手に購入してしまった。







そんな水着、恥ずかしくて見せられない。




「なに?脱がして欲しい訳?」



「ち、違うよっ」