カラオケについてあたしは
えみりが名前を書いているので
椅子に座ってまってた


「は?なんちいいよん?今日ち行ったやん」

向こうから声が聞こえた

うるせー電話の声でけんちゃ

一人でそんな声をつぶやいた


「ごめんね〜声でかくて」


そいつが話しかけてきた
少しキレたようすで
上からあたしを見下ろしてた


「あっごめん」

「まっ俺がうるさかったんやけどね(笑)」

あたしは何も言う事もなく
えみりが終わるのをまっていた


「あの子つれ?」



「うん」

「へぇ〜つれがいていいな」


「は?」


そいつは少し笑いながら
話した

「可愛そうな話し聞く?
俺今日カラオケみんなで
集合と思ったらさ
まっ明日やったよね(笑)」


「…ぶっ」


「笑うなよ♪俺だって
今萎えとるんやけさ」


「で?帰らないで何してんの?」

そいつを見上げでいった

「まっ可愛い奴が目に入ったけ
帰ろうも帰れんやん」


「え………」
あたしは少し赤くなって
彼の顔を見たまま
固まった

「ばーかお前やねーよ(笑)
お前のつれの子」

「あっそアドレス聞けば?
えみりーえみりー」



「なにぃ?」

小走りでちょこちょこ
来た
あたしと彼を見て
ぽかーんとしていた


「ねっこいつがえみりのアドレス
知りたいって」


「えっ別にアドレスなら」


そしてふたりは
アドレスを交換した