あたしの名前はさくら
ただ平凡な高校三年生


さーくらーっ

向こうからドタバタ走って
来てんのは.えみり
あたしの親友だ

「なに?朝からどうしたの
始業式ってのに遅刻して」


「ちがうの聞いて
あたしね普通どうりに家でた
んだよ?でもねタバコ忘れちゃって
今日はカラオケでしょ?だから
とりに行ったのそしたらタバコなくて
買いにいこうと思って家でたら
taspo忘れちゃってまた家に戻ったり
してたら遅れちゃった」

あたしはうんうんと
言いながら聞いた

「わかったわかった」


「ねぇ〜なんでそっけないのよ
3往復したんだからねー」


「あたしtaspo持ってるし
カラオケ前に買えばいいぢゃん」


「…」


えみりはおっちょこちょいで
馬鹿だった


そんなえみりと親友に
なって早くも二年が立つ
早いようで遅い二年だった


「ねー聞いてる?ねーねー」


「あっ考え事してたわ」


「ばかばかばかばか」

「はいはい行くよっプリント配るって」


そしてあたし達はプリントを
もらってだるいので早退をした